月代の帯飾りが入荷しました

  • 2009.09.30 Wednesday
  • 15:04
もう10 月、本格的に秋に突入です。
そんな季節にぴったりな月代の帯飾り2点入荷いたしました。


手前:「月に雁」16,800(税込) 奥:「雲」(月型)14,000円(税込)


天然染料で染めた黒と、象牙そのままの色を生かしたやわらかな白の、対照的な帯飾り。
月の表し方もそれぞれ違う魅力があります。10月はお月見の季節でもあります。
小さな月を身につけてのお月見なんて素敵ですよね。
ぜひショップにものぞきに来てください。


月代・湖蝶の帯留が入荷しました

  • 2009.09.25 Friday
  • 14:37
お月見をイメージした帯留二点をWebショップに掲載しました。
月代作「栗」の帯留と、湖蝶作「跳兎(はねうさぎ)」の帯留です。

兎と言えば、お月様を思い出しますが、皆さん、お月見は十五夜と十三夜の二回あるのは、ご存知ですか?一般に「中秋の名月」と言われる十五夜の約一ヶ月後に「後の月」と呼ばれる十三夜があります。江戸時代には、お月見は二回行われており、一度しかお月見をしないと「片見月」として忌まれていました。また、お供えもお団子、薄、芋、枝豆、青柿の他に、十三夜には栗をお供えしていたそうです。

今年の十五夜は十月三日、十三夜は十月三十日に当ります。皆さんも是非、今年のお月見は二回ご覧になって、江戸時代のお月見に想いを馳せてみてはいかがでしょう。


月代 帯留「栗」三分紐用 31,500円(税込)*完売しました


イスの木を染料で染めた「栗」の帯留は、艶といい、ころんとした形といい、まさに栗そのものの愛らしさ。座の部分の彫りには金粉と漆があしらわれ、上品な味わいを増しています。色みを抑えた着こなしに大人の茶目っ気を感じさせるワンポイントしてお使い頂きたい一品です。


湖蝶 帯留「跳兎」三分紐用 75,000円(税込)


「跳兎(はねうさぎ)」は、象牙のまろやかな色合いと柔らかさに、象眼した珊瑚の瞳が可愛らしい印象の作品。帯の上で小さな兎が嬉しそうに飛び跳ねている様子が伝わってきます。流れる様な美しい兎の耳のフォルムと体の隙間から、帯締めの色がちらっと覗く所が女心をくすぐります。


(参考文献:岡本綺堂著・今井金吾校註『風俗 江戸物語』河出文庫)

月代の帯留が入荷しました

  • 2009.09.18 Friday
  • 17:31
月代の帯留「月雲」(三分紐用)が本日も入荷いたしました。


月代 象牙帯留「月雲」三分紐用 63,000円(税込)


朝晩は凌ぎやすく秋の気配。そんな時期の気分にぴったりの帯留ではないでしょうか。
月に雲がかかった様子を帯留にしています。
象牙の柔かで上品な色を生かしている作品になっています。




特選実用ブックス『きもの 髪型&メイク』に掲載されました

  • 2009.09.15 Tuesday
  • 15:59
発売中の書籍、特選実用ブックス『きもの 髪型&メイク』(世界文化社)に当店の商品が掲載されました。

P.126『瓢箪簪(珊瑚)』とP.128『花簪(芯:桃色)』は、どちらも当店で扱っております、吉見普光の作品です。

只今、二点共、店頭に在庫がございますので、どうぞお気軽に、ショップのお問い合わせフォーム、または、メール shop@hanakagesho.shop-pro.jpよりお問い合わせ下さい。
Webショップでも販売中です。



吉見普光『瓢箪簪(珊瑚)』34,500円(税込)素材:シルバー、珊瑚
*Webショップでのお買い物はこちらから


吉見普光『花簪(芯:桃色)』31,500円(税込)素材:シルバー、白水晶、珊瑚
*Webショップでのお買い物はこちらから


尚、紙面での『花簪』の紹介文中に「ゴールド」と記載されておりますが、こちらは「シルバー」の誤りです。

「徳右ェ門 古今つれづれ語り」第二話

  • 2009.09.15 Tuesday
  • 13:21
「徳右ェ門 古今つれづれ語り」第二話●「張り板」●

小間物屋 徳右ェ門でございます。

月の満ち欠けがいつの間にやら一巡りしてしまったようでございます。
あちらこちらを行きつ戻りつするせいか、私の記憶も何やらウロウロ覚束無い(おぼつかない)今日この頃でございますので、そこの所はどうかご勘弁くださいますよう先ずはお願い申し上げます。

先だって、久方ぶりにこちらに顔を出しました所、いやはや何とも懐かしい光景を眼にいたしました。
こちらに住まう職人母娘がこの残暑の中、長細い板を立てたり横にしたり大騒ぎしております。なにやら楽しそうでしたのでそっと覗きに行ってみましたところ、その長い板は、「張り板」ではありませんか!
皆様“洗い張り”という言葉を耳にしたことがございますでしょうか?

少し前、キモノが日常着だった時分は、家のものが自分の家人の着物を仕立て、汚れたら自分の家で洗うのがごく普通の事でございました。もちろん裕福な大店など使用人が多い所は針女や洗濯女に任せたりしていたようでございますが、われわれ庶民はとてもとても。
汚れた着物は、時として縫い目を全てきれいに解き、ぺラッっとした布の状態に戻して洗い、そして干して、再びまたも元の状態に縫い上げるのです。なぜ、そのままの状態で洗わず、わざわざ解いてから洗うのか?と、こちらの方々は不思議に思われると存じます。
もちろん解かずにそのまま洗って干すこともございますが、縫い目に溜まるゴミ屑はなかなかに取れにくい上、縫い目は布が傷みやすいのです。そして何より素晴らしいのは、板に貼って干すことで、今皆様が使われるアイロンをかけたような状態にシワ無く乾かすことが出来、また仕立て直す時に、もう洗っても落ちない汚れや擦り切れた部分をまだきれいな他のパーツと入れ替えたりする事ができるのでございます。一枚の着物を長く大切に着ていくための智恵から生まれた何とも合理的な方法がこの“洗い張り”というわけです。

いつの頃から“洗い張り”が行われていたのか、私には分かりかねますが、錦絵などの刷り物にもその様子が描かれておりますのを見ると、そう昔でも、またそう最近でもないのでございましょう。こちらでも、昭和の代の中ごろまではそこかしこの庭先でよくみかけたものでございます。思えばガラスの窓に洗ったハンカチを伸ばして貼って乾かしていたのは洗い張りの名残かもしれませんなあ・・・。

さて、もう少し時間もあることですし「洗い張り」をいう言葉を初めて耳にする方の為に、ちょいと簡単にご説明をいたしましょう。と言っても、お恥ずかしながら私自身は「洗い張り」をしたことがございませんゆえ、この目と耳で見聞き知った光景を思い浮かべてお話させていただきます。曖昧模糊とした点もあります事どうか何卒勘弁くださりませ。

まずは着物を縫い合わせている糸を全部抜き、ペラペラとした数枚の布の状態にほどきます。その布を水を張った桶に入れて洗うのですが、ここで汚れを落とす何かを水に溶かして洗います。何を入れていたか定かではないのですが、まあ時代によっても様々だったように思われます。私が最近まで一番眼にしましたのが「ふのり」でございます。「ふのり」という海藻を煮て布でこし採った液体を桶の水に溶き、そこに布を入れ洗うのです。汚れを落とし、且つ乾いた後の布をピンとさせるという、洗剤と洗濯糊一人二役のスグレモノだったようでございます。さあ、ここでいよいよ「張り板」の登場です。反物幅より幅の広い長い板でございますが、それを斜めに立てかけ、ふのり液で洗った布をかるく手で絞った後、その布を広げながら板に貼り付けていくのです。出来るだけシワなく布を縦横まっすぐによれないようにしなければなりません。粘着性のあるふのり液を含んでいる布は、けっこう上手い具合に張り付くようです。きれいに貼れましたらその板ごと天日に干し、後はお天道様と風に任せて待つ事しばし。完全に乾いたところで板から布をはがします。シワの無い、そして程よく糊のきいてパリッとした布に蘇ります。これが「洗い張り」というものでございます。
どこの家でも普通にしていた事ですから、方法や手順などは皆さまざまかと存じますが、大方はこのような感じではないでしょうか。洗い張り専用の「張り板」を使っていた者もいれば、家の戸板をはずして使っている者もございました。ほんとうに、ほんの少し前まではごく普通の光景だったのでございます。

そういえば、大騒ぎしていた手前どもの職人母娘も、母親の実家から「張り板」が何十年ぶりに出てきたそうで、その者が子供であった昭和の20年代頃までは、庭先で母親が木綿だけでなく普段着用の大島紬や銘仙の着物、そして蒲団側などちょこちょこ洗い張りしていた記憶があると申しておりました。その記憶を思い出しながら、今また「洗い張り」に挑戦しているようでございます。娘のほうの記憶に残るその長い板は既に本来の役目を忘れられていた頃のようで、冬になるとその板の上にずらりと漬物用の白菜が並べて干してあった光景しか浮かばないらしく、まさかこれが「張り板」とは思わなかったと呟きながら初めての「洗い張り」に悪戦苦闘しておる様でございます。

アイロンなるものがある今世ではさぞ物珍しい光景となることでしょうが、自然の力と人の手で布を何度も蘇らせるこの素晴らしい智恵と技を、この2人が身につける日が来ることを楽しみに、またちょこちょこ覗きに参りたいと存じます。

これまたすっかり長っぱなしになってしまいました。今日は生憎ちょうちんを忘れて来てしまったので、日のあるうちに帰らねばなりません。
それでは皆様、本日はこれにて失礼とさせていただきます。

*職人からの一言・・・主(あるじ)の説明だけでは今ひとつ心もとないで、番頭さんに撮ってもらったデジカメ画像を旦那様にはナイショでお見せします。。


ただ今、張り板に貼り付け中


洗い張り後の布は、こんな風にピンと張っています


月代の帯留が入荷しました

  • 2009.09.11 Friday
  • 18:30
月代の帯留「落花生」(三分紐用)が入荷いたしました。


月代 象牙帯留「落花生」 三分紐用 87,000円(税込)


三分紐用の帯留です。晩秋が旬の落花生。本物と見間違いそうな落花生ですが殻の中から
ちょっとのぞいた実には上品な艶があります。矢車と漆に金粉で染めてある落花生には本物にはない上品さがあります。

小間物屋 徳右ェ門 謹製『復刻 袂おとし』が入荷しました

  • 2009.09.06 Sunday
  • 17:27
ご好評を頂いております、小間物屋 徳右ェ門 謹製『復刻 袂おとし』が入荷しました。
先月の発売以来、着物をお召しになるお客様から「便利そう!」とのお声を頂き、ご注文が続いている、当店の密かな人気商品です。


●左上:絣青×絞り緑 ●右上:水色人物柄×紅葉 ●左下:赤桐×ピンク菊 ●右下:紫×紫
*本日入荷の商品は、上段と下段左の三点です。


初回入荷分は、紐の長さが145cmと135cmの二型になっておりましたが、紐が長い方が袂からうっかり出てしまうということが少ないため、今回は145cmのみの展開と致しました。

ロングセラーの定番商品として皆様にご愛顧頂ければと願っておりますので、袂おとしに対するご要望や実際にお使いになったお客様のお声をお聞かせ頂ければ幸いです。どうぞよろしくお願い致します。

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